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家主と共に創る家

漆喰とは、消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした塗り壁材です。
消石灰に糊(のり)やスサを加えて、水で練ったものが漆喰です。

さらに消石灰とは、石灰石を焼いて水を加えたもの。石灰石はサンゴ礁がルーツです。

 

サンゴの群生したサンゴ礁が長い年月をかけて地殻変動などで隆起し、陸地になったもが石灰鉱脈で、こちらから石灰石を採掘します。

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このお正月休みを利用して、家主の方は壁紙を使わず、ご自身で漆喰を塗る作業をなされています。

 

正月休みに入る前に、作業に至る材料の調達をしまして、塗り方をお伝え致しました。

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年明けが非常に楽しみです。

 

 

本日は、こちらで使った漆喰壁のメリットをお伝え致します。

①天然素材の呼吸をする壁

漆喰壁が呼吸をすることで、冬場の「乾燥」や夏場の「湿気」を防ぐ効果が期待できるのも魅力です。調湿機能に優れた漆喰壁は、年間通じてお部屋の湿度を快適に調整してくれます。

②耐火性に優れた壁

漆喰の主原料である消石灰(水酸化カルシウム)は無機質の不燃性、燃えません。現代住宅の台所にも安心して使用できる、漆喰の不燃性は、暮らしを守るという点でも注目するべき魅力です。

③シックハウス症候群にも優しい壁

シックハウス症候群の原因は、壁紙に使用されている接着材料や家具などから揮発されるホルムアルデヒドという物質が関係していると言われています。

漆喰はこのホルムアルデヒドを吸着し、再放出しない壁材です。漆喰は、お住まいになられる方に優しい住居空間を生み出してくれます。

④独自の風合いの壁

DIYで塗り方を自分流にアレンジする事で、世界に一つしかない表情を楽しむことができます。お客様のなかには、お子様それぞれの部屋の壁を各自で塗ってもらい、壁に残る手形などを成長の記録とともに家に刻む方がいらっしゃいました。

家族の歴史とともに歩む家創りです。

 

 

家主様による漆喰壁の完成につきましては、次回の記事でお伝え致します。